キリンに会える動物園

キリンに会える動物園

キリンとは?

首と脚が長く、現生する動物の中では最も背が高い草食動物です。
その高さは5mほどで、家の2階と同じくらいです。
この長い首のおかげで、キリンは他の動物では届かない高いところの葉を食べられます。
また、約40㎝ぐらいある長い舌で木の葉を巻き取るように食べます。

キリンの種類

昔は1種9亜種とされていましたが、現在はアミメキリン、マサイキリン、キタキリン、ミナミキリンの4種と、2016年にドイツの研究者により提唱されています。
日本の動物園では、アミメキリン、マサイキリンの2種に会えます。
白の地毛に赤褐色の亀の甲羅のような模様がアミメキリン、栗色の地毛に形にばらつきのある茶色い星型の模様がマサイキリンです。

野生と動物園での食べ物の違い

野生のキリンはアカシヤやカミフォーラ、ターミナリアなどの樹木の枝葉や樹皮を主食に、花や果実なども食べます。

マサイキリンを飼育している宮崎市フェニックス自然動物園では、マメ科乾草(アルファルファ)を中心に、ブナ科のアラカシ、シラカシ、シイなどの枝葉を与えているそうです。
草食動物用固形飼料も適量与えているとのことです。

アミメキリン

アミメキリン
和 名:
アミメキリン
英 名:
Reticulated Giraffe
学 名:
Giraffa camelopardalis reticulata
分 類:
偶蹄目キリン科キリン属
体 長:
5〜5.8m
体 重:
500〜1900kg
生息地:
ケニア・ウガンダ・エチオピア
食べ物:
アカシアなど高い木の木の葉や小枝、花、果実

白の地毛に赤褐色の亀の甲羅のような模様があります。

動物園では「アミメキリン」を「キリン」と表記していることがあります。
これは、日本のアミメキリンが純粋なアミメキリンでない可能性があるためです。過去にアミメキリンは、アメリカの動物園でウガンダキリンと交雑したことがあるそうです。
アメリカからアミメキリンを導入した日本にも、その血縁が多く残っていることから正確に「アミメキリン」とは呼べないのだそうです。
なお、アメリカの一部の動物園ではアミメウガンダキリンと呼んでいます。

▼ アミメ系キリンに会える動物園 ▼

マサイキリン

マサイキリン
和 名:
マサイキリン
英 名:
Masai Giraffe
学 名:
Giraffa camelopardalis tippelskirchi
分 類:
偶蹄目キリン科キリン属
体 長:
約5m
体 重:
600〜650kg
生息地:
ケニヤ山の南斜面からキリマンジャロを経て、タンガニーカ湖中央部あたりまでのサバンナ(草原地帯)やひらけた森
食べ物:
樹木の枝葉(アカシヤ、カミフォーラ、ターミナリアなど)、樹皮、花、果実

栗色の地毛に形にばらつきのある茶色い星型の模様があります。

▼ マサイキリンに会える動物園 ▼

キリン(亜種不明)

情報提供していただいた動物園

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