札幌市円山動物園

北海道から埼玉へ！エランド「オペル」がお引っ越し

札幌市円山動物園のエランド「オペル」が、6月下旬に埼玉県の東武動物公園にお引っ越しします。
エランドはウシの仲間です。オスとメス共に長さ約65㎝の角を持ち、跳躍力に優れています。

オペルは、2012年7月31日に九州自然動物公園アフリカンサファリで生まれたメスです。
2016年に札幌市円山動物園に仲間入り。その2年後に、プッチョ（オス）との間に息子のコペルを出産しました。
その後、プッチョは天国へ行き、コペルも移動してしまい、札幌市円山動物園に暮らすエランドはオペルだけになっていました。
今後、オペルはお引っ越し先の東武動物公園で、新たなパートナーと繁殖活動に取り組む予定です。
なお、オペルの引っ越しをもって、札幌市円山動物園ではエランドの飼育を終了するそうです。

＜エランド＞
※イメージ写真
偶蹄目ウシ科。体長は240〜345㎝、体重は317〜942kg。
中央・南アフリカに生息していて、野生では木の葉、枝、草を食べます。
動物園^（※1）での食べ物は、クローバーやクズの葉、芝など。
跳躍力に優れ、2mほど飛ぶことができます。
（※1）よこはま動物園ズーラシアの場合

2024/06/18

5月21日オープン！札幌市円山動物園の新施設「オランウータンとボルネオの森」

札幌市円山動物園に新施設「オランウータンとボルネオの森」が5月21日にオープンします。

「オランウータンとボルネオの森」は、オランウータンや生息地の理解を深め、生物多様性の大切さを学べる新しい展示場です。
展示場内では降雨装置を使って定期的に雨を降らせ、オランウータンの生息地であるボルネオ島の雨の多い気候を再現しています。
さらに展示場の上部にはワイヤーメッシュという細くて頑丈な網が張られ、高いところで自由に動き回るオランウータンの様子を楽しめます。
「オランウータンとボルネオの森」のオープニングセレモニーは、5月21日の午前10時30分〜午前11時に開催予定です。
野生に近い環境で暮らすオランウータンたちを見に、遊びに行ってみませんか？

＜ボルネオオランウータン＞
※イメージ写真
霊長目ヒト科。オスの体長は約97㎝、体重は約78〜82kg。メスの体長は約78㎝、体重は約37kg。
東南アジアのボルネオ島の森林に生息し、ドリアンやイチジクなどの果実、木の葉や芽などを食べます。
動物園での食べ物は、バナナやミカン、リンゴ、サツマイモ、ニンジン、牛乳、卵、煮干しなど。
樹上生活に適しており、長い腕でゆっくりと枝から枝へ腕渡りをして森の中を移動します。
（※1）多摩動物公園の場合

2024/05/15

実はメスだった！札幌市円山動物園のライオン「クレイ」

オスとして、昨年10月に札幌市円山動物園に仲間入りしたライオンの「クレイ」。
なんと、メスだったことが判明しました。

クレイは、愛媛県立とべ動物園で2022年5月5日に誕生したライオンです。
生後20日にオスと判定され、クレイが1歳5ヶ月になった昨年10月に札幌市円山動物園に仲間入りしました。
しかし、オスの特徴である「たてがみ」の成長が見られないことや排尿の様子などから、オスではなくメスではないかという疑問が浮上。
北海道大学獣医学部に血液による遺伝子検査を依頼した結果、今年1月にクレイはメスと判明しました。

札幌市円山動物園ではライオンを繁殖目的ではなく、オスとメスの生態を観察してもらうために飼育しています。
今回クレイがメスと判明し、札幌市円山動物園にいるライオンは2頭ともメスになりました。
クレイは今後、移動時の負担が少ない暖かい時期に愛媛県立とべ動物園へ戻る予定です。
札幌市円山動物園は新たなオスの仲間入りについて、再び愛媛県立とべ動物園と協力して準備を進めていくそうです。

＜ライオン＞
食肉目ネコ科。体長は2.3m、体重は150〜230kgです。
サハラ以南のアフリカの草原地帯に生息していて、群れで狩りをする肉食動物です。
動物園^（※1）では、馬肉や鶏頭などを食べます。
（※1）多摩動物公園の場合

2024/03/01