ミーアキャットに会える動物園

ミーアキャットに会える動物園

ミーアキャットとは?

マングースの仲間で、ほっそりとした体つきに目の周りの黒い縁取りが特徴で、後ろ足と尾で立ち上がる姿が可愛らしい動物です。
茶色や褐色、灰褐色の毛色で、長い尾の先は黒くなっています。
体長は25〜35cm、体重は0.6〜1kgです。
南アフリカ共和国、アンゴラ、ナミビア、ボツワナに生息しています。
5〜15年ほどの寿命で、飼育下では最高で20年生きたミーアキャットがいるそうです。
繁殖時期は、10月から4月です。1回に2〜5頭の赤ちゃんを産みます。
ミーアキャットは、名前に「キャット」とついていますが、猫の仲間ではありません。
名前の由来は諸説あります。
アフリカーンス語のシロアリ(mier)+マングース(kat)が由来という説がひとつ。
オランダ語の湖(meer)+ネコ(cat)や、サンスクリット語のサル(markata)という説もあります。
また学名由来からスリカータとも呼ばれています。

野生と動物園での食べ物の違い

ミーアキャットはサバンナのギャングといわれる肉食動物で、狩りをします。
野生では、昆虫、小鳥、トカゲなどの小動物をはじめ、果実、木の実、草、葉、球根などの植物も食べています。

狭山市立智光山公園こども動物園のミーアキャットは、鶏肉、馬肉、卵、煮芋、煮ニンジン、リンゴを食べています。
動物園では、動物性タンパク質を中心に与えていますが、野菜や果物などの植物質も与えているとのことです。
イモやニンジンを煮ているのは、この方が嗜好性が高まり、よく食べるためだそうです。

ミーアキャットの集団生活

ミーアキャットは集団で生活しています。集団は主に家族で構成されていますが、時には他の家族も一緒に生活することもあります。
集団でいることで、仲間同士で役割を決めて助け合いながら生活しています。
また、集団で外敵を追いかけたり、避ける目的もあるといわれています。
なお、交配は優位にあるオスとメスで行われることが多いです。子育ては親だけでなく、仲間同士でも行われます。

ミーアキャットはなぜ直立しているの?

暖かい日中は、ミーアキャットが後ろ足と尾で立ち上がっている可愛らしい姿が見られます。
直立する理由は日光浴、外敵の警戒のためといわれています。

ミーアキャットの生息する半砂漠地帯でも夜間は冷え込みます。
そのため、日中の暖かい時間に直立し、日光浴をしているのだそうです。
体が温まってから、狩りに出かけます。

また、半砂漠地帯といっても、草木は少なく、身を隠せる場所がありません。
ミーアキャットには天敵が多く、常に周りを警戒している必要があります。
そのため、直立して周りの状況を察知しているのだそうです。

ミーアキャット

ミーアキャット
和 名:
ミーアキャット、スリカータ
英 名:
Meerkat
学 名:
Suricata
分 類:
食肉目マングース科スリカータ属ミーアキャット
体 長:
25〜35cm
体 重:
0.6〜1kg
生息地:
南アフリカ共和国、アンゴラ、ナミビア、ボツワナ
食べ物:
昆虫、小鳥、トカゲなどの小動物、果実、木の実、草、葉、球根などの植物

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