神戸市立王子動物園

パンダの「タンタン」が天国へ…、5月10日に追悼式開催

神戸市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン」が、3月31日に天国へ旅立ちました。
享年は28歳で、人間でいうと100歳近い長生きおばあちゃんでした。

タンタンは、1995年に中国にある「中国ジャイアントパンダ保護センター臥龍基地」で誕生したパンダです。
日中共同飼育繁殖研究の目的で、2000年に神戸市立王子動物園へ来園。以来、阪神淡路大震災で傷ついた多くの神戸市民に勇気や希望を与え続けてきました。
2021年の定期検査で加齢による心臓疾患が判明し、ここ数年は日本と中国で連携して診断や治療、看護が行われていました。
死因は、心臓疾患による衰弱死とのことです。

神戸市立王子動物園では、タンタンをしのんで感謝を伝える追悼式が5月10日に行われます。
追悼式への参列には申し込みが必要で、参列者は抽選で決まります。
当日の様子はライブ配信され、後日には神戸市立王子動物園の公式Youtubeでも追悼式の映像が公開されます。
詳しくは神戸市立王子動物園の公式サイトをご覧ください。

2024/04/16

北海道からこんにちは！ホッキョクグマの「ゆめ」が仲間入り

ホッキョクグマの「ゆめ」が、12月3日に神戸市立王子動物園に仲間入りしました。

ゆめ（メス）は、2021年12月10日に北海道の旭川市旭山動物園で40年ぶりに生まれたホッキョクグマ。誕生から約2年が経ち、独り立ちの時期を迎えています。
今回、日本動物園水族館協会によるホッキョクグマ管理計画に基づき、繁殖の目的で神戸市立王子動物園にやってきました。
神戸に到着後、ゆめは餌をしっかり食べて落ち着いて過ごしていたそうです。
展示場デビュー日はゆめが新しい環境に慣れ次第、神戸市立王子動物園の公式サイトでお知らせされる予定です。

＜ホッキョクグマ＞
食肉目クマ科。体長は2〜3m。体重はオスが350〜800kg、メスが175〜300kg。
北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、北極圏に生息しています。クマの中で、泳ぎや潜水が最も達者です。
主食はアザラシで、魚類、鳥類やその卵、漂着したクジラの死体なども食べます。動物園^（※1）での食べ物は、馬肉やパン、リンゴ、魚（アジ）など。
（※1）上野動物園の場合

2023/12/04

繁殖に期待！コアラの「いぶき」「イツキ」が婿入り

神戸市立王子動物園に、コアラの「いぶき」と「イツキ」がお婿さん候補としてやってきました。
現在、神戸市立王子動物園にはメスのコアラ4匹が暮らしています。

いぶき（2歳）は、6月14日に名古屋の東山動植物園から神戸市立王子動物園へ。
その1週間後に、イツキ（3歳）が鹿児島の平川動物公園から引っ越してきました。
新しい環境に慣れるまで、2匹はしばらく非公開の部屋で過ごす予定です。
いぶきもイツキも、相性の良いパートーナーに出会えると良いですね。

＜コアラ＞
有袋目コアラ科。体長は72〜78㎝。体重はオスが約12kg、メスが約8kg。
オーストラリア東部の平地の森や疎林などに生息し、ユーカリの葉を食べます。
動物園^（※1）での食べ物も、ユーカリの葉です。
夜行性あるいは薄暮性で、巣を作らず樹上で眠ります。
（※1）埼玉県こども動物自然公園の場合

2023/06/22