市立大町山岳博物館付属園

「北アルプスの自然と人」がテーマの大町山岳博物館に附属している動物園。
長野県大町市にあり、博物館内からは四季折々の北アルプスの姿を眺められます。
動物園に暮らしている動物は、北アルプスやその周辺で見られるニホンカモシカやハクビシン、トビなどです。
2016年から国の天然記念物であるライチョウの保全や繁殖活動にも取り組んでいます。
野鳥や昆虫、生き物の痕跡を観察する「大町自然探検隊」やライチョウに関する講演会や写真展、ガイドが開催されています。

開園時間 9:00〜17:00※入館は16:30まで
休園日 年末年始/天候や気象の影響により休園する場合があります。
入園料 無料 
※博物館に入る場合、別途料金が必要。

ニュース

繁殖を目指して!国の特別天然記念物ニホンライチョウが仲間入り

富山市ファミリーパークのニホンライチョウ(メス)が、1月30日に市立大町山岳博物館へやってきました。
仲間入りにより、市立大町山岳博物館のライチョウ飼育数はメス3羽、オス4羽の7羽になりました。(2024年2月1日時点)
新メンバーのライチョウは、これから繁殖に取り組むそうです。

ニホンライチョウは本州中部の高山帯に生息するキジの仲間です。長野県の「県鳥」で、国の特別天然記念物でもあります。
近年は絶滅の危機にあり、環境省をはじめ動物園や大学などが連携してライチョウの保護活動を行っています。
今回ライチョウが仲間入りした長野県の市立大町山岳博物館でも、61年前から飼育・繁殖に取り組んでいます。

また長野県は保護活動として、登山者からライチョウの目撃情報を収集するアプリ「ライポス」を運用しています。
ライチョウの目撃情報をもとに生息状況を正確に把握し、今後の保護・保全に活用しているそうです。
アプリの他にもライチョウ学習動画の公開や生息実態調査など、長野県ではさまざまなライチョウの保護活動が行われています。
詳しい取り組みについては、ライチョウ保護スクラムプロジェクトの公式サイトで紹介されています。

<ニホンライチョウ>
ニホンライチョウ※イメージ写真
キジ目ライチョウ科。全長は37㎝、体重は400〜450g。
生息地は、本州中部の高山帯です。頸城山塊(くびきさんかい)、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山、南アルプスにいます。
自然界での食べ物は、高山植物の芽や種子、昆虫類などです。動物園(※1)では、主に小松菜やウサギ用の固形飼料を食べています。
羽の色が春から夏にかけてオスは黒褐色、メスは黄褐色に。秋には色がくすみ、冬は真っ白になります。
(※1)富山市ファミリーパークの場合

2024/02/02

貴重な鳥、ライチョウの繁殖に取り組む動植物園

市立大町山岳博物館付属園では、絶滅危惧種に登録されている鳥「ライチョウ」の繁殖に力を入れています。
今年は7月14日にライチョウのヒナが産まれ、9月28日には大人とほとんど変わらない見た目まで成長しました。
飼育に万全を期すため、会うことはできませんが、ライチョウの成長過程を市立大町山岳博物館付属園のライチョウ日記で見られます。
珍しい鳥ライチョウの成長を見てみましょう。

<ライチョウとは>
国のレッドリストで絶滅危惧1B類に指定されている鳥です。
1980年代の調査では約3,000羽が生息していると推測されていました。
しかし、2000年代の調査で約1,700羽まで生息数が減っていると推定され、保全の必要性が高まっています。

2019/10/08

市立大町山岳博物館付属園のニュース一覧

アクセス・地図

開く

長野県大町市大町8056-1

アクセス1

公共交通機関で:JR大糸線信濃大町駅からタクシーで5分、歩いて25分

アクセス2

お車で:長野自動車道豊科ICから40分(北アルプスパノラマロード経由白馬方面へ28km)

※情報が最新でない場合があります。公式サイトや電話でご確認の上、お出かけください。

もっと楽しむ

イベントに参加したり動物園に貢献出来る『山岳博物館友の会』があります。詳しくは動物園までお問い合わせください。

ひとことコメント

書き込む

書き込む内容を選んでね!

ニックネームを選んでね!

近くの動物園/水族館/観光牧場

開く

【PR】