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ライオンのエサに駆除された鹿を利用!?

大牟田市動物園と九州大学では、有害駆除されたシカやイノシシの肉を園のライオンやトラなどに与える取り組みが行われています。
使われずに捨てられる肉の有効活用とともに動物の飼育環境を改善し、来園者により野生に近い動物たちの姿を見せることが狙いだそうです。
2月9日(土)は、毛がそのまま残った生々しい肉の塊にライオンのリラ(メス)がかぶりついて引きちぎる様子をガラス越しに来園者が見守りました。
普段は馬肉や鶏肉を与えているそうですが、皮や骨が残る肉を与えると、ライオンたちはくわえて走り回ったりじゃれたりと明らかに興奮するとのことです。
最初は食べ方がわからない様子でしたが、ワラの中に肉を隠すなどの普段見られない行動も観察されているそうです。

欧米の動物園では、家畜の肉をほぼそのまま与え、飼育動物のストレスを軽減する「環境エンリッチメント」という取り組みがあります。
今回の取り組みはこれを動物園でも実現しようと、大牟田市動物園と九州大学が手を組んだそうです。
園のイベントでは、利用されずに捨てられる有害鳥獣をエサにすることや「環境エンリッチメント」の意義を来園者に説明し、動物たちの様子を見てもらっているとのこと。
来園者へのアンケートでは、「残酷とは思わない」の回答が9割を占めているそうです。